千葉みなと　回春エステ

※写真は「まき」

 千葉みなとで回春エステをよく利用している。きっかけとなったのが友人からの薦めだった。めっきり勃起率が悪くなった私は還暦をすぎた頃からバイのアグラの世話になっている。いくつになっても男というものは下の世話だけはかかせない。

「そこのみにて光輝く」という良作映画があるのだが、物語の中で、綾野剛と池脇千鶴が演じる若い男女が恋仲に陥る。しかし、その女性は酷い家庭環境と自身を取り巻く辛い環境の中で春を売っていた。

そして寝た切りになった自分の父親の性処理をしているシーンがある。介護の一環と、とれなくはないが、劇中では衝撃的な描写の一部として描かれている。悲しくて切ない、苦しい状況下に置かれている二人。でも愛しあいたい。

人間の葛藤と激情と苦悩が生々しく表現されていた。私はこの作品を見て、悲しくもやりきれない気持になった。男の悲しい性(サガ)である。女性にも性はあるが、高齢になるとそれは終わりがくる。しかしながら男は衰えこそすれ、その欲求が失われることはないのだ。

だからこそ千葉みなとの回春エステなのだ。疲れた身体とストレスを癒してくれるマッサージ。女性は裸体に近い姿で密着してくる。こちらはただ寝ているだけで何もしなくていい。そう、身を任せて介護されていればいいのだ。

やがてマッサージをひとしきり終えた彼女らは、性処理を始める。乳首を舐めながら手コキ。おもむろにあのシーンが脳裏をよぎる。好んでやっているわけではないであろう女性に性処理をされる。興奮のさなか、私は射精するのだ。千葉みなとの回春エステ。私の欲望を叶えてくれる店である。